たからもの

高校2年になる頃に

違う道へと逃げ出しました

何となくふらふら過ごす私を

ただ時間が追い越してった

 

おじさんがくれた茶色いアコギ

2弦と3弦が切れていた

大きくて置く場所も無いから

ケースにしまっておやすみ

 

相変わらずアコギは部屋の隅

まともな音も出るはずないけど

ちょっと弾いてみようかな

親指でそっと弦を撫でました

 

平凡な日々の中に時々

アコギの音が響き始めた

だけど まだまだ まだまだ変な音

コードも弾けない あぁもう駄目だ

 

もう嫌だ 大嫌いだ 楽しくもない

あぁ またあの日々に戻るのか

だけどそれじゃ駄目だ もう一度頑張るんだ

 

指は痛むけどもう少し

 

今ここに居られるのか

今ここでうたえるのか

あぁほんとに幸せだなぁ

 

響く旋律に想いを乗せて

君の心に届けたい

上手く弾けないけど それでもいつも私に

寄り添ってくれているから

 

背負っているだけで 抱えているだけで

何だか心強いんだ

わたしの大切な「たからもの」

ずっと ずっと 傍に居て欲しい

 

これからもよろしくね

 

光をくれて ありがとう

 

大好き。