鬼は内、福は内。

二月の初め 金棒を持って

寒空の下 出かけるのさ

豆をぶつけられるだろうけど

それでも俺は行くんだ

 

「びっくりしたよ!どちらさま?

とがったものもって、あぶないよ。

いっしょに てまきずしをつくろうよ!

さむいでしょ?さぁあがってよ!」

 

『俺は鬼だぞ!』って言っても

「そうなの?」って笑ってる

「ほんとうのおには きみじゃなくて

みんなのこころのなかだよ。」

 

だってさ。

 

何だか調子が狂ってしまった

これじゃあ俺はただの客

だけど正直言うとこの場所は

岩の島より幸せだ

 

今年の方角は【???】

僕の願いは決まってる

「どうか、どうか、おにもこのばしょで

いっしょにくらせるひが きますように...」

 

あっという間にお別れの時

『幸せな時間をありがとう。』

鬼の手にはとげとげじゃなくて

仲間の分の手巻き寿司

 

「さぁもうねよう。

これはぼくだけの、すてきなすてきなものがたり。

おみやげはちゃんとたべたかなぁ?

さよなら、またね、またいつか。」